「若い頃はTゾーンのテカリや角栓が気になっていたけれど、最近は頬の毛穴が目立つ気がする…」
「ファンデーションを塗ると、かえって毛穴落ちして目立ってしまう…」
そんな風に感じていませんか? 30代以降に気になり始めるその毛穴悩み、実は皮脂詰まりではなく、肌の「たるみ」が原因かもしれません。
この記事では、大人の毛穴が開いてしまうメカニズムと、ハリを与えて毛穴を目立たなくするための美容液ケアについて解説します。
その毛穴、実は「たるみ」のサイン?大人の毛穴の特徴
まずは、自分の毛穴の状態をチェックしてみましょう。10代・20代の頃の毛穴悩みとは、原因も形状も異なります。
詰まり毛穴(丸い)とたるみ毛穴(しずく型)の違い
- 詰まり毛穴・黒ずみ毛穴(若年層に多い)
- 【場所】主にTゾーン(鼻、額)
- 【原因】過剰な皮脂分泌や、古い角質が混ざって毛穴に詰まること。
- 【形状】丸くポツポツと見える。触るとザラザラしていることも。
- たるみ毛穴・開き毛穴(大人の肌に多い)
- 【場所】主に頬の内側(鼻の横あたり)
- 【原因】加齢による肌のハリ・弾力の低下。
- 【形状】丸ではなく、重力に負けて縦に伸びた「しずく型(涙型)」に見える。いくつも繋がってシワのように見えることも(帯状毛穴)。
【セルフチェック】
鏡を見て、毛穴が気になる頬の皮膚を指で軽く斜め上に引っ張ってみてください。これで毛穴が目立たなくなるなら、それは肌のたるみが原因の「たるみ毛穴」である可能性が高いです。
原因は肌内部の「ハリ・弾力不足」
なぜ毛穴がたるんでしまうのでしょうか。
健康な肌の内部(真皮層)では、コラーゲンやエラスチンといった線維がネットのように張り巡らされ、肌の弾力を支えています。これが、毛穴を周囲からキュッと支えている状態です。
しかし、加齢や長年の紫外線ダメージによって、これらの線維が減少したり変性したりして、肌の土台が緩んでしまいます。すると、毛穴を支えきれなくなり、重力に負けて皮膚がたるみ、毛穴が縦に広がって目立ってしまうのです。
たるみ毛穴にアプローチする美容液の選び方
たるみ毛穴のケアは、詰まりを取ることではなく、肌に「ハリを与える」ことが重要です。美容液選びのポイントを見ていきましょう。
最重要!「ハリ・弾力」を与える成分を選ぶ
肌の土台にアプローチし、ふっくらとしたハリ感を与えるエイジングケア*成分を取り入れましょう。
*年齢に応じたケア
おすすめ成分
- レチノール(ビタミンA)
肌のターンオーバーをサポートし、ハリを与える代表的な成分。 - ペプチド
肌の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンのもととなるアミノ酸が結合したもの。 - ナイアシンアミド
シワ改善効果が認められている成分。穏やかな作用で敏感肌でも使いやすい。
「ビタミンC」で多角的にアプローチ
ビタミンCは、皮脂ケアや美白ケアのイメージが強いですが、実は大人の毛穴ケアにも非常に有効です。
ビタミンCには、肌のコラーゲン生成をサポートする働きがあります。さらに、毛穴を引き締める効果や抗酸化作用もあるため、たるみ毛穴だけでなく、皮脂による開き毛穴やくすみ毛穴もまとめてケアできるマルチな成分です。
基本の「保湿」も絶対に忘れない
肌が乾燥すると、角質層の水分が減って肌がしぼんでしまい、毛穴の凹凸がさらに際立って見えてしまいます。
セラミドやヒアルロン酸などが配合された保湿力の高い美容液で肌をふっくらと潤わせることは、毛穴を目立たなくさせるための基本中の基本です。
効果を引き出す美容液の使い方テクニック
美容液を塗る際、ちょっとした意識で効果が変わります。
気になる頬は「引き上げ塗り」
美容液を顔全体になじませたら、たるみ毛穴が気になる頬の部分は、意識的に引き上げるように塗りましょう。
指の腹全体を使い、あご先から耳の下へ、口角から耳の中央へ、小鼻の横からこめかみへ向かって、やさしく肌を持ち上げるようになじませます。
※絶対に強い力で擦らないでください。摩擦はたるみの原因になります。
重ね付けで集中ケア
特に毛穴の開きが気になる部分には、美容液の「重ね付け」が効果的です。
一度顔全体に塗った後、もう一度少量を指先にとり、気になる頬のエリアにトントンと優しく入れ込むように重ね塗りをしましょう。
まとめ
大人の毛穴悩みは、汚れを「取る」ケアから、ハリを「与える」ケアへとシフトする必要があります。
ハリ不足が原因のたるみ毛穴は一朝一夕には改善しませんが、適切な成分が入った美容液で根気強くケアを続けることで、肌は必ず応えてくれます。ふっくらとなめらかな肌を目指して、毎日のスキンケアを積み重ねていきましょう。


