新しい化粧水を買いに行ったとき、店員さんから「同じシリーズの乳液とクリームも一緒に使うと、より効果的ですよ」と勧められた経験はありませんか?
「やっぱり揃えた方がいいのかな?」と思う反面、「全部揃えると高いし、今の乳液はまだ残ってるし…」「化粧水はA社が好きだけど、クリームはB社のが合ってるんだよな…」と悩んでしまうことも。
スキンケアアイテムは、同じブランドやシリーズで統一する「ライン使い」が良いのか、それとも自分の好みで別々のものを組み合わせる「単品チョイス」でも良いのか。
結論から言うと、どちらにも一長一短があり、「絶対にこっちが良い」という正解はありません。 あなたの肌状態やスキンケアに対するスタンスによって、最適な方法は変わります。
この記事では、それぞれのメリット・デメリットを整理し、あなたに合ったスタイルの見つけ方を解説します。
メーカーが「ライン使い」を推奨する理由(メリット)
多くのメーカーがライン使いを推奨するのには、販売戦略だけでなく、きちんとした理由があります。
1. 計算された「相乗効果」が期待できる
同じシリーズの製品は、化粧水→美容液→乳液とステップを重ねることで、それぞれのアイテムが持つ効果が最大限に発揮されるように設計されています。
- 成分の相性
喧嘩しない成分同士が選ばれている、または相乗効果を生む組み合わせになっている。 - テクスチャーのバランス
化粧水は浸透しやすく、乳液は蓋をするように、など重ねた時の使用感や機能のバランスが計算されている。
ラインで使うことで、メーカーが意図した「理想的な肌の仕上がり」に最も近づきやすくなります。
2. アイテム選びの「失敗」が少ない
自分で組み合わせを考えるのは、ある程度の知識と経験が必要です。相性の悪いものを組み合わせてしまうと、モロモロが出たり、効果が半減したりするリスクもあります。
ライン使いなら、プロが考え抜いた「鉄板の組み合わせ」なので、大きな失敗をするリスクが少なく、安心して使えます。
3. 香りや使用感に統一感がある
同じシリーズであれば、香りのトーンやテクスチャーの方向性(さっぱり系、しっとり系など)が統一されています。香りが混ざって不快になることもなく、心地よいスキンケアタイムを過ごせます。
自分で選ぶ「単品チョイス(バラ使い)」のメリット・デメリット
一方、あえてラインで揃えず、自分のこだわりでアイテムを組み合わせるスタイルにも大きな魅力があります。
メリット1 自分の肌悩みに「ピンポイント」で対応できる
「基本は乾燥肌だけど、鼻の毛穴も気になるし、目元のシワも予防したい…」
そんな複雑な悩みを持つ大人の肌には、一つのシリーズだけでは対応しきれないこともあります。
- 化粧水はコスパの良い大容量保湿タイプ
- 美容液は奮発してデパコスの高機能エイジングケア
- クリームは敏感肌用の優しい処方
このように、それぞれのステップで「今、一番解決したい悩み」に特化したアイテムを自由に選ぶことで、自分だけの「最強の布陣」を組むことができます。
メリット2 予算のメリハリがつけられる
全てを高級ラインで揃えるのは経済的に大変です。「美容液だけは投資して、洗顔と化粧水はプチプラで抑える」といった予算配分ができるのも、単品チョイスの大きなメリットです。
デメリット 組み合わせの「相性問題」が起こることも
異なるメーカーの製品を組み合わせた場合、稀に相性が悪いことがあります。
- 成分同士が反応して、ポロポロとしたカス(モロモロ)が出る。
- 香りが混ざって変な匂いになる。
- 油分過多になったり、逆に保湿不足になったりする。
自分で微調整していく手間がかかる点はデメリットと言えます。
あなたはどっち派?おすすめスタイルの見極め方
それぞれの特徴を踏まえ、どちらが自分に合っているか見極めましょう。
【ライン使い】がおすすめな人
- スキンケア初心者さん: 何を選べばいいか分からない、失敗したくない人。
- 肌悩みが明確でシンプル: 「とにかく美白*したい」「ニキビを治したい」など目的がはっきりしている人。
- 忙しい人・面倒くさがり屋さん: あれこれ考える手間を省きたい人。
- そのブランドの世界観が好き: 香りやパッケージを含めて楽しみたい人。
【単品チョイス】がおすすめな人
- スキンケア上級者・コスメ好きさん: 成分や効果を自分で調べて試すのが好きな人。
- 肌悩みが複雑・複数ある人: 部分によって状態が違う、色々な悩みを同時にケアしたい人。
- コストパフォーマンスを重視する人: 予算にメリハリをつけたい人。
- 肌が敏感で合うものが限られる人: アイテムごとに慎重に合うものを選び抜く必要がある人。
まとめ
「ライン使い」は、メーカーが保証する安心と計算された効果が得られる「王道ルート」。
「単品チョイス」は、自分の知識と経験で最適解を探求する「カスタマイズルート」。
どちらが正解ということはありません。大切なのは、あなたの肌が心地よく、調子が良いと感じられることです。
まずは気になるシリーズのトライアルセットでライン使いを試してみて、そこから「美容液だけ変えてみようかな」と少しずつアレンジしていくのも賢い方法ですよ。


