美容クリニックで人気の「シミ取りスポットレーザー」や、顔全体のトーンアップを目指す「フォトフェイシャル(IPLなどの光治療)」。
施術を受けた後、「どんなスキンケアをすればいいの?」「かさぶたができたけど、どう扱えばいい?」と不安に思っていませんか?
これらの治療は肌に熱エネルギーを加えるため、施術直後の肌は軽い火傷(やけど)のような非常にデリケートな状態になっています。この時期のスキンケアを間違えると、せっかく綺麗にしたはずのシミが「戻りジミ(炎症後色素沈着)」として濃くなってしまうリスクもあります。
この記事では、レーザーや光治療後の肌状態と、ダウンタイムを快適に過ごし、美しい仕上がりを目指すための正しいアフターケアについて解説します。
※大前提:施術を受けたクリニックの医師や看護師の指示が最優先です。処方された外用薬(軟膏など)がある場合は、必ず指示通りに使用してください。
施術直後〜数日の肌状態 熱ダメージと乾燥
レーザーや光治療は、ターゲット(メラニン色素)に熱を与えて破壊する治療です。そのため、施術後の肌は熱によるダメージを受け、以下のような状態になっています。
- 極度の乾燥
熱によって肌内部の水分が蒸発し、バリア機能が低下して非常に乾燥しやすくなっています。 - 炎症・赤み・ヒリつき
軽い火傷に近い状態のため、赤みやヒリヒリ感が出ることがあります。 - かさぶた(マイクロクラスト)
シミに反応した部分が、数日かけて薄い茶色や黒色のかさぶた(反応がマイルドな場合は粉を吹いたような状態)になります。
アフターケアの鉄則1「徹底的な保湿」で鎮静
熱ダメージを受けてバリア機能が低下した肌にとって、保湿は最大の治療です。乾燥は炎症を長引かせ、色素沈着のリスクを高めます。
推奨されるケア
- 低刺激・高保湿なアイテムを選ぶ
アルコール(エタノール)フリー、無香料など、敏感肌向けの低刺激な化粧水や乳液を選びましょう。 - セラミド配合がおすすめ
低下したバリア機能をサポートする「ヒト型セラミド」などが配合された美容液やクリームが適しています。 - 優しくハンドプレス
コットンによる摩擦は厳禁です。手のひらで優しく包み込むようにたっぷりとなじませましょう。
避けるべき成分(施術直後)
- 高濃度のビタミンC、レチノール、ピーリング成分(AHA/BHA)
普段は美肌効果の高い成分ですが、炎症がある時期には刺激が強すぎることがあるため、赤みやヒリつきが落ち着くまでは一時休止するのが無難です。
※医師の指示でビタミンCなどが処方される場合もあります
アフターケアの鉄則2 かさぶたは「絶対に無理に剥がさない」
スポットレーザーなどを当てた部分にできるかさぶたは、新しい皮膚ができるまでの保護膜の役割をしています。
気になって無理やり剥がしてしまうと、下の未熟な皮膚が露出し、炎症が強くなって色素沈着(戻りジミ)の原因になります。かさぶたは、洗顔やスキンケアの中で自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう(通常1週間〜10日程度)。
洗顔時もゴシゴシこすらず、たっぷりの泡で優しく洗うことが重要です。
アフターケアの鉄則3 命がけの「紫外線対策(遮光)」
レーザー後の肌は、紫外線に対して非常に無防備です。わずかな紫外線でも、メラノサイトが過剰に反応して濃い色素沈着を作ってしまいます。
- 日焼け止めは必須
外出の有無にかかわらず、SPF30以上・PA+++程度の日焼け止めを毎日必ず塗ってください。肌負担の少ない「紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)」タイプがおすすめです。 - 物理的な遮光も併用
帽子、日傘、マスクなどを活用し、物理的に紫外線をブロックしましょう。 - 摩擦レスな塗布を
日焼け止めを塗る際も擦らないよう、スタンプを押すように優しくなじませます。
まとめ
レーザー・光治療の成功の鍵は、施術そのものと同じくらい「アフターケア」が握っています。
「保湿」「摩擦レス」「徹底遮光」。この3つを肝に銘じ、焦らず丁寧に肌をいたわることで、ダウンタイムを乗り越えた先の美しい肌を目指しましょう。


